無料で使えるfusion360を使い倒す!使い方やチュートリアルなどを用意します

3DCAD使いの扉

fusion360を使う前に

3DCADのFusion360で思いを形にしよう

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はじめまして!
広島県でCADを使った設計を手がけているRyujiと申します。

このサイトは、遅ればせながら最近知ることになった、Autodesk社のFusion360に関する情報を集めて、皆さんにご提供できることを目標に作っていきます。

扱いやすく、しかも高機能のFusion360は、初めて3DCADを使ってみようと思っている方にピッタリのCAD。
3DCADとは思えないほどの低価格で利用できる上に、個人的に使うのであれば無料で使用することも出来てしまうのです。
さらに、3Dプリンターへの出力も出来ますから、実物として思いを形にすることもできるようになりますよ。

無料なのに機能はすごい!だけど・・・

私も最近になって存在を知ったことから使うようになったのですが、Autodesk社が作った3DCADのFusion360が、無料にも関わらず解析機能までついた、すごいシロモノだったんです。
これまでも普通のCADで書いた図面が、無理のあるものになっていないかを確認するため、Trimble社のSketchUpを使っていたのですが、使ってみた感触としてFusion360のほうが、はっきりと扱いやすかったので乗り換えることにしました。

しかし、使い方を調べていく上で気になったのは、何より使い方をちゃんと解説してくれているサイトの少ないこと・・・
ただでさえ高機能のソフトですから、コマンド類でできることの想像はできても、あまりにも多すぎて対応しきれない状態になってしまいました。
しかも、これまでのソフトでは解析機能はおろか、部材を結合させてみることもまともに出来なかったのですから、それらの部分に関しては全くの無知。
試してみても、分かることには限界があります。

「せっかくの素晴らしい道具なのに、これじゃ使いものにならないじゃないか!」
このソフトを見つけて、似たような思いをした方は多いのではないでしょうか?

勉強するための本があればと思い、ネットを探してみましたが、ほとんどこれに関して解説している本はありません。
発売されたばかりの本を購入もしてみましたが、基本操作や造形に関するチュートリアルみたいな内容で、このソフトが持っている機能を見せてくれるようなものではありませんでした。

そこで、機能を使える場面や効率的な使い方を紹介したり、わかりにくそうな要素について解説していくサイトを作ってみることにしようと思ったのです。
もちろん私自身も全てを使えているわけではありませんし、芸術が目的ではありませんから、Fusion360に備わっている粘土細工的な機能は紹介することもないでしょう。
しかし、それらを使わなくても、充分にたくさんの機能は詰まったソフトですし、設計の補助として使う分には問題ありません。
ちゃんとした図面として出力もできますから、むしろ下書き図面無しのいきなり設計用として使ってしまっても、足りるのではないかとさえ思えるのです。

機能が徹底してすごい

こんなことを言うと、本当の専門家として3DCADを使っている方々から「甘い!」と言われそうなのですが、あくまでも仕事の一部として3DCADを使う人間の立場から言えば、
「すごい3DCAD」
というのがFusion360に持つ何よりの印象です。

私がSketchUp以外の3Dツールを使っていないこともあるでしょうが、これまで作るのに悩んで時間をかけていたことが、Fusion360では簡単に実現できてしまうのです。

例をあげれば、

  • ネジ切りの作成
  • バネの作成
  • 部材同士を動かせる状態で結合
  • 動きそれぞれに関係をもたせ、機械として動かす
  • 力がかかった場合の状態をシミュレーション
  • 組み立てや分解の手順をアニメーションにする
  • などなど・・・

きっと高価な3DCADであるなら当然のように用意されている機能でしょうが、このFusion360は非常に低価格でありながらこれだけの機能を揃えているのです。
その分、すべてを使いこなすためには時間が必要になるでしょうが、普段必要な機能だけならすぐにマスターできてしまいます。

個人的に使うのであれば無料でOK!

私がよく製品の制作を依頼している会社のCADオペレーターは言います。
「うちのCADはシステムで200万円もかかっている」
たしかに製品を作っている工場で使っているCADなのですから、そのくらいの負担はあっていいでしょう。

3DCADではこんな調子ですが、平面を描くだけの2DCADだって高いものなら数十万円するというものも、決して珍しくはありません。
仕事のための道具というのは、基本的に高いのが相場なのです。

そんな中でありながら、仕事にも十分に使える性能を持っているFusion360は、非常に安価な価格で使えるシステムをとっています。
個人的に使用するのであれば、無料で使うことが許されていますから、使えるかどうかわからない状況でも、とにかく使ってみることが出来ますね。

覚えるまでは個人的な練習段階と考えていいでしょうから、無料で使わせてもらって、仕事として役に立つようになった暁には、ぜひ有料プランを使いましょう。
それに見合うだけのものは、きっと帰ってきますから。

「興味だけ」から始めましょう

使い始めないことには、何も知ることは出来ません。

まずは身の回りにあるものを、真似して作る作業から練習していくといいですね。

思ったものを形にできる、しかもそれを誰かに伝えることができるようになる。

新しい自分は、興味のエネルギーで動き出すのです。

次回からじわじわとページを増やしていきますので、Fusion360を使う上でのお役に立てていただければ幸いです。

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