Fusion360を使いはじめるために、まずはインストールしておくことが必要なのは他のソフトと変わりません。
ただし3D-CADですから、ある程度はパソコンに求められるスペックが決まっています。
確認が済んでいないという方は、まとめたページを用意していますから、そちらで先に確認の必要な項目をチェックしておいてくださいね。
スペックのチェックが終わった方は、ここからインストールの手順と個人利用なら無料にする方法も紹介しておきます。
Contents
公式サイトでダウンロードしましょう
ソフトをダウンロードしなければ話が始まりません。
公式サイトにアクセスし、「体験版を無料ダウンロード」と書かれたボタンをクリックしてください。
画面が切り替わって、自動的にダウンロードが開始されます。
処理を選択する画面が出る場合もありますが、そのまま実行してしまってもいいですし、一旦保存しておいて後から実行しても構いません。
ダウンロードの進行はブラウザによって表示が違いますが、完了したらそのまま実行しましょう。
するとインストール画面に移行し、アカウント制御などの表示が出る場合もありますが、問題はありませんので全て許可していきましょう。
パソコンのスペックによって時間は変わりますが、数分もすればインストールは完了します。
インストールが終わると、デスクトップに下のようなアイコンが表示されますから、インストールの成功が確認できるでしょう。
Fusion360を使うにはAutodeskのアカウントが必要です
Fusion360はAutodeskのクラウドサーバーにデータを保存して、他の環境でもそのままデータを利用することができるソフトです。
そのため、起動する際にAutodeskのアカウントでサインインしておく必要があるのです。
起動直後に表示されるのが以下の様な画面ですが、
まだアカウントを作っていない方は、先にサインアップ(新規登録)を済ませておかなければいけません。
入力枠の上にある青文字で表示されている「サインアップ」をクリックして、サインアップ画面に移行しましょう。
入力項目は少なく、氏名とメールアドレス、パスワードを2回入れるだけ。
キャンペーンなどのメールが欲しければチェックを入れておけばいいでしょうが、必要のない方はそのままでも構いません。
ただし、使用条件や個人情報保護方針に関しては同意していることが利用の必須条件ですから、下側のチェックボックスだけは必ずチェックマークを入れておきましょう。
入力が完了したら、一番下の「サインアップ」ボタンを押せばOKです。
入力したメールアドレスが正しければ、登録したメールアドレスに下のようなメールが届きます。
「電子メールを確認」ボタンをクリックすると、下の画面がブラウザに表示されてサインアップに必要な作業は完了です。
これで標準的な画面が表示され、Fusion360が使用可能な状態になりました。
個人で使いたい方は無料化手続きをしておこう
Fusion360は非常に高機能な3D-CADソフトですが、個人的な用途で使う分に関しては、すべての機能を無料で使うことが許されている太っ腹なソフトです。
無料で使えるためには、
- 個人的用途での使用であること
- 業務上で使用する場合は売上が1000万円以下であること
のいずれかでなければいけませんが、最初はどっちにしたってまともに業務で使えるだけの知識はないでしょうから、無償使用の条件は満たしていると考えられますから、無料化の手続きだけは済ませておきましょう。
ただし、業務として使えるようになり、1000万円を超えるほどの売上が出せるようになったなら、毎月4320円だけの負担で利用できるのですから、ぜひサブスクリプション(利用権)を購入して堂々と使用してくださいね。
無料化の手順は簡単です。
下の画像で写っている箇所に「利用期間は残り◯◯日で終了・・・」などと表示されている部分がありますが、これはいまダウンロードしたソフトの体験版利用可能期間。
この部分をクリックすると、利用権の種類を選べるウィンドウが表示されるのです。
利用権選択画面は以下の様なものですが、
使い始めたばかりで、無償利用したいという方は下の赤枠部分をクリックし、無償化登録をしておきましょう。
クリックすると、国を選ぶドロップダウンボックスと使用条件への同意チェックが表示されますから、国に「Japan」を選び、使用条件を確認した上でチェックマークを入れておきます。
後は「送信」ボタンを押してしまうだけで、1年間の無償使用期間が開始されます。
これで1年間は完全に無料で使用することができるようになりますし、1年が経過した後は、また同じように登録だけしておけば今回と同様にそこから1年間の無償期間を始めることが可能なのです。
つまり、個人的な使用であるかぎり、ずっと無料のままで使い続けることも出来てしまいます。
仕事になるレベルまでは無償で使わせてもらおう
仕事としてお金を生み出せるレベルまで、自分が使えるようにならない間は、遠慮無く無償で使わせてもらうようにしましょう。
しかし、このFusion360を使ってお金がちゃんと稼げるようになったなら、購入してくださいね。
良いソフトを作ってもらうためには費用が必要なのです。
更に使いやすいソフトへと進化させてもらえるためにも、無料で使わせてくれるAutodesk社の好意に甘えてズルをしないことが、みんなのこれからを良くしていくのでないかと思いますよ。